こんにちは。クリリンです。
「まわりの人はみんな出来るのに、どうして自分にだけ出来ないんだろう。」
きっと多くの人がそんな悩みを抱えたことがあると思います。
僕は今でこそ京大医学部に通っていて、一般的に見れば″出来る人″として見られがちなのかもしれませんが、
僕だってただの人間であって、まわりと比べて劣等感を感じることは頻繁にあります。
例えば、今タイムリーな悩みとしては「話すのが下手なこと」。
普段僕の動画ではカット編集多用しまくってテンポのいい動画を作っていますが、実際に話すところでは
「えーっと、えーっと」
みたいな感じで、全然言葉が浮かんできません。
こういった劣等感に対してよくある対処法としては、
″「出来ない」を認めて、自分の「出来る」に注目すること″
によって、自分の希少価値を見出してメンタルを保持するという方法があります。
もちろんこういったメンタルコントロールはとても大事なことだと思いますし、実際僕もよく使ったりするのですが、
どうしても「出来ないを認める」だけでは片付けられないこともあるのではないでしょうか。
例えばさっきの「話すのが下手」という例一つとっても、発信者として活動していく以上はやはりどうしても話は上手くならないといけませんよね。
他にも、このブログでよく扱っている受験勉強についても、
「勉強は出来なくてもいい」
という言葉で流すことができないというのが現実問題だと思います。
ということで今回は、
″まわりに出来て、自分にだけ出来ない″
という状況を、メンタルコントロールという観点ではなくて、実際に自分にも出来るようにするためにはどうすればいいのかという観点での打開策について話していこうと思います。
まわりに出来て、自分にだけ出来ないただ一つの理由
最初に結論を言ってしまうと、
″「自分には出来ない」という思い込み″
をしてしまうのがその理由だと僕は思っています。
「なんやそれ」と思った人も多いかもしれませんが、
人間の思い込みによる効果は本当に計り知れないのです。
「思い込み」に関する最も代表的な例のとして
″プラシーボ効果″
″ノーシーボ効果″
があります。
知ってる人も多いかもしれませんが念のため説明しておくと、
″プラシーボ効果″というのは、実際には効果のない偽物の薬であっても、被験者に「この薬は効果がある」と思い込みをさせて服用させることによって、症状が改善するという効果で、
″ノーシーボ効果″というのはその逆で、実際には効果のない偽物の薬であっても、被験者に「この薬には副作用がある」と思い込みをさせて服用させることによって、副作用が生じるという効果です。
こういった効果というのは薬以外の場面においても適用されることが立証されています。
要するに、″思い込み″というのは一見スピリチュアルで非科学的なモノと思われがちですが、実際に脳科学的な効果が証明されているのです。
皆さんも例えば学校で、とんでもなく頭が良くて天才かのような扱いを受けている人がいるかもしれませんが、その人に対して、
「あの人は別世界の人間だから。。。」
といった感じで、「自分には出来ない」という思い込みをしていませんでしょうか?
少なくともそういった思い込みをしているうちは、「自分には出来ない」という状況は改善されることは無いということなのです。
実際に自分にも出来るようにするために
では、実際に自分にも出来るようにするためにはどうすればいいのかという話なのですが、これも最初に結論を言ってしまうと、
″具体的な方策案をともかく研究しまくる″
ということです。
例えば、先程とんでもなく頭の良い人について例を挙げましたが、たまに尋常じゃなく暗記の早い人がいるのではないでしょうか。
そういう人に対して、多くの人は
「頭の作りが違う。。。」
なんて思ったりして諦めるのかもしれませんが、僕の場合、その人のもとに行って
「暗記する時って、どんなこと意識してるの?」
みたいな感じで、具体的な方法を聞きまくるのです。
大抵の場合、こうやって聞くと
「特に何も意識してないよ。。」
「感覚だよ。(笑)」
みたいな感じで濁してくる場合がほとんどかもしれません。
そもそも人間の思考の流れというのは完全に言語化することは不可能ですので、無意識のうちに自分なりの暗記法を身につけてしまっているのです。
だからこそ、人の能力を盗むというのは簡単なことではないのです。
ただ一つ言えることは、人間の脳みそは、1回漠然と読んだだけで暗記できるような構造にはなっていません。
少なくとも僕の経験上、京大医学部のレベルの人たちであっても、そんな人間に出会ったことはありません。
すなわち、暗記が得意な人というのは、ほぼ間違いなくそれぞれで何かしら暗記の工夫をしているのです。
その工夫の手がかりを一つでも盗むべくした心意気で具体的な方策案を研究すべきだというのが僕の持論です。
もちろん、こういった方策案というのは人それぞれで合う合わないもあると思いますので、
実際に身近な人だけでなく、例えば(このチャンネルでも近いうちに僕なりの暗記術みたいなものを発信しようと思っていますが、)色んな受験系YouTuberの方々が発信している「暗記のコツ」みたいなものを参考にして、
自分に合った具体的な暗記法を研究しまくることが最も大切なことなのではないでしょうか。
ここでは暗記について例にとりましたが、
確かに、やはり人間には個性や才能がありますので、どうしても乗り越えられない壁があるというのも事実かもしれません。
ただ多くの人が
「自分には無理」
と諦めていることのほとんどは何かしらのノウハウが隠されていて、それを探し出すことによって克服できるモノばかりだと僕は思っています。
まとめ
まわりに出来て、自分にだけ出来ないということに対して劣等感を感じ、自己嫌悪に陥ってしまう人は少なくないと思います。
そういう時は、
・今自分の目の前に立ちはだかっている壁は、自分にとってどういうモノなのか
・その壁を乗り越えることは、自分にとってどういう意味を持つことなのか
を考えてあげてみてください。
自分に必要のないことだと感じるのであれば、そんなことに時間と気力を無駄に使う必要はありませんし、その選択も大いにアリです。
そして乗り越えることを決めたのであれば、具体的にどうすればいいのかをともかく徹底的に調べ上げてみてください。
自分には到底手に入るモノではないと思っていたモノでも、案外に手に入るモノかもしれませんね。
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