みなさんこんにちは、MORIです。
小学校、中学校、高校、と進むにつれて、
なぜ社会に出て全く使わないであろうことを勉強させられるのだろう、、
学者や研究者になるつもりはないから、足し算引き算掛け算割り算ができれば生きていけるじゃん、、
なんて思ったことがある人も多いのではないかと思います。
僕も全くその通りだと思っていて(学者になりたい人など一部の人を除いて)、
中学や高校で勉強する内容には全く意味がない
と思っています。
三角関数なんて勉強しないで、金融経済を勉強した方がいいんじゃないか、なんていった人が話題になってたりもしましたね(笑)
そんな言葉が出るのも、学校で勉強する内容自体が社会に出て役に立つことがなかなか無いことが理由だと思います。
大人になって古文・漢文なんて全く読まないし、微分・積分なんて日常生活でつかわないですよね、、、
それなのになぜ勉強、さらには受験勉強なんてものが存在し続けているのでしょうか?
中学生、高校生、浪人生が勉強する意味って何なのでしょうか?
その理由について書いていきたいと思います。
最後の「3.1つのことに努力するという経験値が積める」と「4.最後に:勉強だけが努力の対象じゃない」だけでも読んでいただけたらと思います。
1.将来の選択肢が増える偏差値の高い高校や大学に行くため
「できるだけ偏差値の高いとこに行って選択肢を増やしなさい」
学校、塾の先生や親からこんなことを言われたことがある人は多いのではないかと思います。
でもこんなこと言われて納得するようじゃこんな記事はみてないと思います笑
それでも、勉強する意味として、この理由は大きいものであるため、書きます。
スポーツや芸術など、いわゆる学校の勉強ではない部分で学校を選ぶ人には当てはまりませんが、それでも多くの人は学力試験を受けて、高校や大学に入学するのではないでしょうか。
その時に、勉強ができた方が行ける学校の選択肢が増える、というのは当たり前のことです。
例えば、高校生3年生で、ふとした出来事から医者になりたいと思うかもしれません。
その時に、それまで全く勉強してきてない場合、医学部に合格しようと思ってもまず無理です。
勉強をしてきていない人は、その時点で医者になる、という選択肢はつぶれてしまいます。
しかし、将来何になりたいか決まっていなくても、何かしらの役に立つかもしれないと思って勉強を続けていれば、医学部に入学して医者になる、という選択肢はなくなりません。
少し極端な例かもしれませんが、選択肢が増える、というのはこういうことです。
急にいきたくなった学校や学部に、学力的にいけないなんてことをなくすために勉強するのです。
○○大学で勉強してみたい、○○先生のもとで学んでみたい、○○は△△高校の××コースでしかできないから△△高校にいきたい、
なんてことが急に起こるかもしれません。
これに対しての準備が勉強なのです。
2.就職に有利な学歴を手に入れる
これは、将来の選択肢が増えることにかぶる部分もありますが、人生を大きく左右する就活に関することなので別に書きたいと思います。
学歴がすべてではないし、学歴が良ければそれで良いわけでもありません。
しかし、学歴が高くて損をすることなんてほとんどないと思います。
今の日本社会で学歴フィルターがないかと言われたら、全くそんなことはありません。
大手の企業になればなるほど、公務員でも官僚などは特に学歴フィルターは存在します。
学歴だけでその人のことがすべてわかるわけではないのに、なぜ学歴フィルターが存在し続けているのでしょうか?
それは、採用する側からしたら、学歴以外で人を比較することができるわかりやすい要素がないからです。
就職活動をするまでの約20年ほどの人生で、大きな功績を残したことのある人は別になると思いますが、採用する側からすれば、ほとんどの人は同じように見えるのです。
その時にわかりやすい指標はなにか?、となれば学歴になってしまうのです。
1つの功績として学歴があるのだとかんがえるとよいと思います。
限られた時間の中で結果が求められるのが受験勉強であり、学歴がその能力の証明に使われるのです。
仕事に求められる能力と受験に求めれる能力に乖離はあるけれども、学歴しかわかりやすいものがないのです。
高学歴のメリット・デメリットについては、以下の記事でまとめています。
>>>高学歴のメリット・デメリットまとめ
3.1つのことに努力するという経験値が積める
努力の経験が得られる、これが僕の中で最も腑に落ちている要素です。
ここまで書いてきた、選択肢が増えるだの、学歴が就職に強いだのたくさん書いてきましたが、なんだか
「勉強だけできればそれで良くて、勉強できることがすべてだ」
みたいな感じがして嫌な気持ちになりませんか?
僕自身これらのことを書いてきて、合理的で現実的すぎることばかりで、なんだか沈んだ気持ちになりました。
でも、この考え方だけは不思議とそんな気持ちになりませんでした。
勉強という1つの頑張った経験が自分を成長させてくれる、という考え方です。
この考え方をしたとき、僕の中では大きく分けて3つ成長できる部分があると思います。
①最後までやりきることで自信がつく
突然ですが、部活や習い事、学校の行事などをしていて、1つのことに熱中して最後までやり切った、という経験はありますか?
そんな経験がある人は、その時に何か得たことはありませんでしたか?
言葉に言い表せなくても、なんだか自信が付いた、なんてことはありませんか?
僕は、大学受験を通して、自分は本気で物事に取り組めば、何らかの結果が残せるんだって思えるようになりました。
自分はやればできるんだ、ていう考えを持つことができました。
テストでいい点を取る、志望校に合格する、という成功体験や、最後までやり遂げることによる自信がつきます。
②頑張り方を知って、頑張る習慣ができる
東進ハイスクールの林修先生は次のように言っています。
このひと月頑張れるか頑張れないかが一生を決めるよ。
どういうことかっていうと(板書しながら)、
ひと月がんばった結果受かる人が出るよね。
(板書:〇→〇)
ひと月がんばった結果落ちる人が出るよね。
(板書:〇→×)
ひと月がんばんなかったけど受かるやつが出るよね。まだ受かっちゃった。
(板書:×→〇)
ひと月がんばんなくて落ちるやつ、まこれはいちばん多いかな。
(板書:×→×)
この4つに、分かれる。
たときに、そのひと月がんばれて受かったやつ、あるいはがんばったけど落ちたやつはいいんですよ。
俺はひと月はがんばれたと。
だけどそこまでの準備が足りなかったら落ちるからね。
ひと月がんばれるっていうのは実はすごいことで、ひと月がんばれると、1年がんばれるね。
1年がんばれる人は極端な話10年がんばれる。
10年がんばれるって人はだいたい一生がんばれるんですよ。
「あすなろラボ」2013年6月16日放送分 より
やったことの無いことを初めてやるっていうのはなんとなくハードルが高く感じられますよね。
しかし、前にやった経験のあるものってなにをすべきかわかっているのもあってなんだか気持ち的に楽な部分もありますよね。
その結果、頑張った経験がほかの経験に活きるってことになるんです。
中学生、高校生、浪人生のときに勉強を頑張ったという経験が、その先の人生で役にたちます。
林先生の言葉もそこから来てるんじゃないかなって個人的には思います。
4.最後に:勉強だけが努力の対象じゃない
これまで、勉強を頑張る経験にだけ焦点を当ててきましたが、頑張る対象はほかにもたくさんあると思います。
部活、習い事、学校行事、芸術など、頑張る対象は多くあります。
そのため、受験生は特に勉強だけにとらわれることもあると思いますが、
「勉強がすべてではない」
ということは常に頭の中に置いておいてほしいと思います。
頑張れるものを頑張れたらそれで充分だと思います。
頑張るものは何でもいいけど、もがき、苦しみ、何かを頑張るという経験が自分を成長させてくれます。
でもやっぱり、最初に述べたように勉強ができると有利に働くことも多いです。
そのため、特に頑張りたいって思えるものがなかったら、とりあえず勉強を頑張ってみようって思うのが僕のおすすめの気のもち方です。
10代のうちに何かを頑張る経験ができ、そのうえ有利に働くことが多いし勉強を頑張るのがコスパがいいのかななんて思います。
5.この記事のまとめ
この記事では、勉強する意味についてかいてきました。
あくまでここに書いてあることは1つの考え方なので、参考程度にしてもらえたらと思います。
何のために勉強するかはひとそれぞれです。
何のために勉強しているかわからなくなって、やる気が出なくなることもあると思います。
それでも、自分が納得して勉強できるような意味を見つけることがたいせつです。
何のために勉強しているか意識しながら、モチベーション維持して勉強に励んでもらえたらと思います。
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