こんにちは。クリリンです。
「学歴コンプレックス」
数あるコンプレックスの中でも、最近よく話題に上がるようになりました。
学歴を理由に劣等感を感じてしまったり、気持ちが後ろ向きになってしまうことがあるようです。
今回は、そんな学歴コンプレックスを解消する方法をお話しします。
学歴コンプレックスとは
「学歴コンプレックス」とは、自分の学歴に対して劣等感を持ち、自信を失っている状態です。
では、なぜ学歴コンプレックスは生まれるのでしょうか。
それは
「理想と現実とのギャップによる自信喪失」
です。
ここでいう「理想」というのは、何か一定の基準があるわけではなく、個々人による「価値観」です。
一般的に見れば上位大学と言われるような大学に通っているような人でも、自分の学歴に満足していない人も多いですよね。
では、その「価値観」はどのようにして育まれるのかというと、
例えば、小さいころから親に「偏差値の高い大学に行かないとダメ人間になる」という考え方を植え付けられていたり、兄弟や友人など周りの人たちと比べて偏差値の低い大学に行って敗北感を感じることなど、
あくまでも一例ですが、こういった個々人が送ってきた「人生の経験」によって育まれている場合がほとんどです。
そして、まさにこの「人生の経験」こそが「学歴コンプレックス」という心の問題へと発展していくわけなのです。
もちろん、その人生の経験が良いものか悪いものかというのは別の話であって、あくまでも「経験」が影響していることは間違いありません。
学歴コンプレックスを解消する方法
「人生の経験」に根付いた「心の問題」ということは、そう簡単に覆せるものではありません。
例えば、
・人間は学歴がすべてではない。
・他人と比較せず、今の自分に納得する。
こういった思考法を軽く試したところで、そう簡単に克服できるものではないのではないでしょう。
もっと言えば、自分より学歴が高い人に向かって
「高学歴なのに、全然仕事できない人多すぎ。」
みたいな感じで、高学歴を攻撃するような言動を取って、自己肯定感を高めようとする人も中にはいるようですが、結果的に自らの傷をさらに深めることに繋がってしまうケースが大半であるようです。
強いて即効性のある解消法を挙げるとすれば「理想の大学に入りなおすこと」というのが挙げられるかもしれませんが、中々そうもいかないのが現実問題でしょう。
要するに、学歴コンプレックスを解消するためには、
これまでの人生で育んできた「学歴」に対する考え方を根本から見直す必要があるのです。
無理に解消しようとする必要はない
学歴コンプレックスを抱えてる人というのは、その解消を図るも中々解消されずに、
「このコンプレックスと一生付き合っていかなければならないのかなぁ」
といった感じで、そのまま学歴に押し潰されてしまうという人も多いようです。
そこで僕が提案するのは、
「学歴コンプレックス」を無理に解消しようとする発想そのものを変えることです。
もっと楽に考えてみてほしいということです。
最初にも言った通り、学歴コンプレックスというのは「心の問題」で、あなたのこれまでの経験すべてが積み重なって、出来上がるものです。
つまり、あなたが学歴コンプレックスを解消するのに苦労するのと同じように、学歴コンプレックスを感じない人というのは、そのような経験をしてきてないので、学歴コンプレックスを手に入れることはできないのです。
そこで、学歴コンプレックスをプラスに変える思考ができるのなら、これまた面白いのではないでしょうか。
学歴コンプレックスを力に変える
「努力ができる人」というのは、単に無心で努力ができているわけではなく、何らかの目標・目的を達成しようとする「原動力」があるからこそ努力できるのです。
そして、この「原動力」が多ければ多いほど「努力」の度合いも大きくなっていきます。
ただ注意してほしいのは、この「原動力」というのは″どんなものでも良い″ということです。
もちろん、
・何か大きな発見をして科学技術を進歩させたい
・医者になって病気に苦しむ人を助けたい
というような、キレイで大きな原動力であってもいいですし、
逆に、
・ライバルに勝ちたい
みたいな、小さな原動力であってもいいのです。
僕自身、京大医学部の大学受験で死ぬほど努力してきましたが、
・周りにいいように見られたい
という、不純で泥臭いモノも少なからずはありました。
というように、努力の原動力となるものはどんなに些細なものでも良いのです。
そこで、「学歴コンプレックス」を原動力に持ち込めないかという発想をするのです。
・学歴をバカにしてきたやつを見返したい。
・学歴がなくても成功できることを世間に見せつけてやりたい。
もちろんこれらをキレイと取るか泥臭いと取るかは人それぞれですが、少なくとも努力の原動力としては成立するわけです。
学歴とは別の形で成功する
そうして努力を続けていれば、自分より高学歴の人の上に立つ日がほぼ必ずやってきます。
そもそも学歴はその人の能力を決定付けるモノではないので、努力をすればある程度の高学歴の人なんぞ簡単に抜かしてしまいます。
こうして学歴とは別の形で成功を収めてしまえば、学歴が気にならなくなる日がいつか来るのではないでしょうか。
まとめ
こうして、学歴コンプレックスを力に変えて努力を続けていれば、あなたが今抱えている学歴コンプレックスというのは、学歴アイデンティティへと変わっていくはずです。
これこそが長期的な目線で見た、理想的な学歴コンプレックスの解消方法だと考えています。
自分の学歴に不満があるという方(で、この考え方に共感いただけた方)は「学歴コンプレックスを力に変える」という視点で学歴に対する考え方を見直してみてはいかがでしょうか。
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