こんにちは。クリリンです。
ここでは理系難関大学・医学部を志望する人たちに向けて社会の勉強法とオススメ参考書についてお話ししていきます。
理系大学受験における社会の特徴
理系大学受験において社会が必要なのは、大半の場合、国公立大学を志望する人の大学入試共通テストのみです。
その配点の小ささからも勉強に時間をかけすぎるわけにもいきませんが、かといって1点を争う大学入試で勉強をなおざりにするわけにもいきません。
従って、社会では最低限の勉強量で得点効率の良い勉強をする必要があります。
そのためにも、社会の4科目の中から自分に合った科目選択をしていきましょう。
4科目の特徴:自分に合った科目選択
まずは社会の勉強内容を左右する科目選択です。
大体の場合、理系は4科目の中から1科目を選択する必要があります。
※ただし、大学や学部によって選択できない科目もありますので必ず確認しておきましょう。
それぞれの科目の特徴は、基本的には以下の2つの物差しで測ることができます。
①暗記量の多さ
②得点の取りやすさ
そして、これら2つは概ね比例関係にあり、その順序は以下の通りです。
世界史>日本史>倫理・政経>地理
左に行けば行くほど暗記量が多く、得点しやすいです。満点も狙えます。
右に行けば行くほど暗記量が少なく、得点しにくいです。8割ですら安定しません。
国公立の難関大学・医学部を目指すのならば、目標とすべき得点はずばり「9割」です。
以上のことに加え、志望学部の社会の比重、科目に対する興味なども考慮して、科目を早めに選択しましょう。
社会の勉強法&オススメ参考書
社会の勉強法2つのステップを紹介します。
- 土台となる参考書:一気に読んで知識を体系化
- 過去問演習:知識を定着させる
詳しく説明していきます。
1.土台となる参考書:一気に読んで知識を体系化
まずは1冊の土台となる参考書を決め、通読します。
通読の時点で理解できない部分については徹底して潰していきましょう。
暗記効率は「理解」から生まれます。
学校の教科書を土台にするのはダメとは言いませんが、大学入試共通テストのために作られたものではないので要点がわかりにくい上、知識が不足していることが多々あります。
やはり、土台とするのは大学入試共通テスト専用の参考書を使用することをオススメします。
通読のポイントは1ヶ月もかけてダラダラ読むのではなく、3日で一気に読みましょう。
1ヶ月前に勉強したことなど忘れてしまいますが、昨日一昨日に勉強したことなら知識を関連付けさせながら暗記することができます。
知識を体系化するためには短期間にすべての知識を詰め込む方法が一番です。
オススメ参考書
『大学入試共通テストの点数が面白いほどとれる本』
通称「黄色本」です。難関大学・医学部を目指すのであれば必携本です。社会科の参考書の中で最高レベルの網羅性を誇る、優良な参考書です。
2.過去問演習:知識を定着させる
共通テストの時期が近づいてきたら問題演習を行いましょう。
もちろんこの段階では全然解けないと思いますので、間違えた箇所や知識が曖昧な部分はすべて土台の参考書で見直し、メモを取りましょう。
ただ漠然と参考書の復習をするよりも、このように問題演習を通した復習をしたほうが知識の定着率は格段に高くなります。
ともかく大量の問題を解いて、知識をより確固たるものにしていきましょう。
オススメ参考書
『共通テスト問題研究』
大学入試共通テストの過去問がないので、それに準ずる問題集で演習を積みましょう。過去問がない状況はライバルとなる受験生も同じなので、焦ることなく自分にできることに取り組むことが大切です。
高校3年間の流れ:模試前の期間を大切にせよ
社会の勉強で最も大切な期間は、共通一次試験模試前の1週間です。
社会の勉強時間の確保が難しい理系では、この期間はモチベーションの維持もしやすい上、勉強量を確保しすぎることもなく、絶好の勉強期間となります。
大抵の場合は、高校2年の終わりくらいから本番までに共通一次試験模試が3~4回程度あると思います。それらの模試前の1週間は社会を中心に勉強をします。
土台となる参考書を通読し、過去問を数年分解いて模試に臨みましょう。
目指す得点にもよりますが、本格的に勉強し始める時期は共通一次試験本番の1ヶ月前前後がオススメです。他の科目の成績と相談しながら、過去問やそれに準ずる模試問題を大量に解いていきましょう。
ここまでできれば志望校に合格できる得点力は必然的についているはずです。
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