こんにちは。クリリンです。
「勉強しなさい。」
きっと多くの人が親・先生にそう言われてきたでしょう。
ただ、「高学歴であるとどんなことがあるのか」までを説明する親・先生は中々いませんよね。
今回は高学歴であることのメリット・デメリットをまとめました。
高学歴のメリット
高学歴は「平均年収が高い」ということは言わずと知れた事実だと思いますが、これは「高学歴のメリットを活用した結果」です。
ここでは「高学歴」本来のメリットについて考えてみたいと思います。
- 就職活動に有利になる
- 学びの幅が広がる
- 社会的信用を得る
- 人脈が広がる
- 尊敬される
就職活動に有利になる
高学歴のメリットとして最も代表的なのが、就職活動への影響でしょう。
最近では
- 生まれながらの才能の差
- 家庭それぞれによる学習環境の差
などから学歴社会の不平等性が話題になり
「就活に学歴は必要なくなってきている」
「勉強ができても仕事ができるとは限らない」
という声が上がってくるようになりました。
しかし、その風潮から学歴を問わないようになったのは一部の企業だけで、大多数の企業は依然として学歴を重要視(学歴フィルター)しています。
そもそも、
「学歴が無くても仕事ができる人はいる」や
「学歴があっても仕事ができない人もいる」
は事実ですが、それはマイノリティに着目した軽率な一般化であり、
「学歴がある人の方が仕事ができる人の割合が高い」
というのも紛れもない事実です。
企業の採用担当からすれば、大多数の志願者の中から「仕事ができる人」を選考するにあたって、その確率が高い集団の中から選抜しようとするのはごく自然な発想です。
もちろん、将来的には学歴社会の不平等性が問題視され、学歴の就職活動への影響が全く無くなることはありうるかもしれませんが、少なくとも今のところは多大な影響を及ぼすのが現状なのです。
学びの幅が広がる
偏差値の高い大学とそうでない大学の違いの一つとして、「授業の質の違い」があるようです。
偏差値の高い大学の授業というのは、基礎的な内容を取り扱うのはもちろんのこと、さらに深い研究に興味を持ってもらうためのイントロダクションを扱うことが多くあります。
自分の取り組んでいる研究に興味を持つ学生を自身の研究室に受け入れ、その手伝いや将来的な発展を目指すのが目的です。
逆に学生視点からすれば、色々な教授から様々な研究を知ることができ、自分の興味ある学問の研究に携われるということであって、学びの幅を広げるとても有効な手段となるのです。
その他にも、図書館が完備されていたり、研究資金の提供額が多額であったりします。
「学び」という面では偏差値の高い大学の方が環境がよく整っている傾向にあるようです。
社会的信頼を得る
高学歴は無条件に信頼されてしまいます。
もちろん、本当に信頼に値する人間なのか、人間性が優れているのかというのは、その人の中身を見てみないと分かりません。
ただ、「高学歴」=「信頼できる」という世間一般の通念ができてしまっている以上は、この事実は拭えません。
ちょっと極端な例を挙げると、偏差値70の大学を卒業したAさんと、偏差値50の大学を卒業したBさんがいます。
AさんとBさんはあなたと一緒にビジネスを打ちたいと言っています。しかし、2人は全く別のビジネスを持ちかけているため、2人を同時に受け入れることはできません。
もしあなたが両方のビジネスにも興味がある場合、どちらを選びますか?
もちろんその人の性格やビジネスプランなども考慮に入れるかもしれませんが、きっと多くの人がAさんを選ぶはずです。
それは高学歴の人の方が営業成績が良い傾向にあるからです。
むしろ、確率的に成功率がAさんよりも低いBさんを選ぶ理由が見当たりませんよね。
このように高学歴には社会的に信頼されるためのデータが数多く揃っているのです。
もちろん中身が伴っていないとすぐに信頼は失ってしまいますが、少なくとも第一印象で悪いイメージを持たれることは無くなります。
その他にも、例えば頭がいいからといって先生に何か仕事を任されたり、学歴と関係ないことまで何故か信頼されてしまうことだってあるのです。
人脈が広がる
高学歴の学生というのは、全員ではないにしても、思考レベルの水準が高い人であることが多いです。
つまり偏差値の高い大学に入学すれば、高度な研究に打ち込んだり、学生のうちに起業したりなど、レベルが高い人との人脈を作ることができます。
そのような「上級」の人たちと行動を共にすることで、「自分も負けてられない!」と自らを鼓舞するようになり、自分自身の成長へと繋がります。
高学歴といわれる上位レベルの大学では、優秀な人との人間関係を通じてお互いを高めあうことのできる環境が出来上がっているのです。
尊敬される
偏差値が高ければ高いほど、人から尊敬されますよね。
まわりに東大生がいたらどうですか?
きっと「すごいな」って思うでしょう。
それこそが「知」の元々の価値なのです。色々なことを知っているということはそれ自体で素晴らしいことなのです。
学歴があるからいい仕事につけるとか、何かに繋がるとか、そういう次元を超えて「知」はそのものにも価値を見出されるものなのですね。
高学歴のデメリット
ここまでの話で高学歴には多大なメリットがあることがお分かりいただけたと思いますが、一方で最近では高学歴であることに対してデメリットを感じている人も多いようです。
どんなデメリットを感じるのかお話ししましょう。
- 周囲からの期待によるプレッシャー
- 嫉妬される
周囲からの期待によるプレッシャー
高学歴であれば、家族・友人から色々なことを期待されることもあるでしょう。
期待されること自体は嬉しいことなのかもしれませんが、
「優秀でいなければならない」
「成功しなければならない」
というプレッシャーを感じる人もいます。
例えば、東大生だから英会話ができると思いこまれたり、将来就きたい職業があまり収入が良くない仕事であったりすると、周囲からの期待をストレスに感じてしまう人が多いようです。
何か特殊なことを出来ることがあれば
「さすが東大生!」
と過大評価を受ける一方で、何か出来ないことがあれば
「東大生なのに…?」
と過小評価を受けることがあるのです。
周囲からの期待が大きいだけに、変にプライドが高くなってしまって新しいことやリスキーなことに挑戦するのをためらってしまうこともあるかもしれませんね。
嫉妬される
高学歴であることは尊敬されることが多い反面、嫉妬されることも多くあります。
ただ嫉妬されるだけであれば問題はないかもしれませんが、その嫉妬心により、意地悪な上司から実際に攻撃的な態度をとられたり、逆に仲間外れにされるといったような事例も多く聞きます。
高学歴のメリットを享受する以上はこの「嫉妬」と上手く付き合っていかなければなりません。
まとめ
以上が高学歴のメリット・デメリットです。
「高学歴」というレッテルを貼られるだけで、人間の性質はここまで大々的に変化してしまいます。
学歴には凄まじいパワーがあるのです。
もちろん、学歴が高いことが人生のすべてではありません。
ただ多くの人にとって、学歴があれば人生をより豊かに過ごせる可能性が広がるというのも事実です。
自分の能力や将来性を考慮して、自分に必要な学歴レベルを目指していってください。
コメント