この記事はこのような人におすすめ!!!
・旧帝大と早慶で進学先を迷っている!
・どっちの方が難しいのか知りたい!
・旧帝大と早慶のそれぞれの良いところ、悪いところを知りたい!
皆さんこんにちは、現役京大生のMORIです。
早慶と旧帝大って、どちらも多くの受験生から人気な大学ですよね。
偏差値が日本トップレベルで高くて、合格する難易度で言えばそれぞれ私立大学、国公立大学の頂点に位置する大学です。
旧帝大と早慶はどの大学も総合大学なので、学生数も多く文化祭やサークル活動、体育会の部活動も活発です。
どの大学に入っても充実したキャンパスライフを送ることはできますが、多くの人にとっては大学は人生で1つしか通えません。
人生で1度きりの大学生活を、大学を選びなんかで後悔なんてしたくないですよね。
しかし個人的には、
旧帝よりも早慶の方が圧倒的におすすめです
そこで今回は、その理由を、旧帝大と早慶について、
- 合格が難しいのはどっちか
- 学費はどのくらいなのか
- 研究はどっちが強いのか
- 大学卒業後の就職はどっちが強いか
- 結局おすすめはどっちなのか
の5点に絞って比較していって解説していきたいと思います。
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1.旧帝大と早慶って何?
旧帝大と早慶ってよく聞くけど何なの?
って疑問の人もいるかもしれないので、旧帝大と早慶について簡単に解説しておこうと思います。
旧帝大ってなに?
旧帝大は「旧制帝国大学」の略称であり、日本における大学教育の歴史において重要な位置を占めている学校群を指します。
旧制帝国大学は、19世紀末から20世紀初頭にかけて日本で設立された国立の大学群です。
東京帝国大学、京都帝国大学、大阪帝国大学、などが含まれています。
現在では、「帝国」の名前が消えて、東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、東北大学、北海道大学、九州大学という名称になっています。
明治時代における日本の近代化政策の一環として設立され、西洋の知識と技術を取り入れるための教育機関として設立され、当初は医学や法学、文学などの分野で教育を行っていましたが、後に工学や理学、農学などの学部も設置されました。
現在においても、旧帝大は、国内屈指の研究力を誇っている国立大学で、世界に通用する研究が行われている大学群です。
簡単にまとめると、
旧帝大は、昔から国が教育、研究の要として重要視してきた7つの国立大学のことで、現在でも高い研究力を誇っている大学
ということになります。
早慶ってなに?
個人的な感覚ですが、旧帝大よりも早慶っていう言葉の方が認知度が高い気がします。
「早慶」とは、「早稲田大学」と「慶應義塾大学」という、日本で特に名高い私立大学のことを指します。
早稲田大学は1882年に創立された大学であり、東京都新宿区に本部を置いています。総合大学として幅広い学問分野をカバーしており、文学部、商学部、法学部、理工学部、教育学部、社会科学部、人間科学部、スポーツ科学部などの学部があります。また、早稲田大学には著名な文化祭「早稲田祭」や学園祭「スポ魂」などの伝統行事もあります。
慶應義塾大学は1858年に創立された大学であり、東京都港区三田に本部を置いています。慶應義塾大学も幅広い学問分野をカバーしており、法学部、経済学部、文学部、商学部、医学部、理工学部、総合政策学部などの学部があります。慶應義塾大学には「慶應義塾祭」という学園祭があり、その他にも多様な学生団体やクラブ活動が盛んです。
早慶は、その歴史的な名声や優れた教育体制、卓越した研究成果などから、日本国内外で高い評価を受ける一流大学として知られています。多くの学生が進学を目指し、競争率が非常に高いため、入学難易度が高いとされています。
合格が難しいのはどっちか
旧帝大と早慶でどっちの方が合格が難しいのか、という問題ですが、大学と学部、入試方式によって全然違うので正直なところ何とも言えません。
しかし、個人的には、ただ入学することに限って言えば、
早慶よりも旧帝大のほうが難しい
と思います。
というのも、一般的に早慶の方が受験科目が少ないし、たくさんの入試日程で何個も学部を併願できるからです。
国公立大学の旧帝大は、前期試験と後期試験だけだし、後期試験を実施していないところも少なくないので、ほとんどの場合一発勝負です。
失敗が許されません。
また、早慶は指定校の制度や付属校の進学などで、一般入試のような学力試験を受けずに入学できることも少なくありません。
早慶の方が問題難しいだろ!とか、早慶の方が偏差値高いだろ!とかツッコミ入るかもしれませんが、
問題の難しさ≠合格の難しさ
だし、
国公立大学の偏差値>私立大学の偏差値
なので、簡単に比較はできません。
あと、この考えは僕が旧帝大在籍のみなので、旧帝大にひいきが入っているのは許してください(笑)
みなさん知っているかもしれませんが、wakatteTVの偏差値のルールでは、国公立大学だと+5、理系だと+5になっていて、実際これくらいが学力の指標としては妥当なんではないかと思っています。
学費の違い
学費の違いですが、これは言うまでもなく
早慶の方が高い
です。
旧帝大は国立大学なので、授業料は年間で535,800円です。
一方早慶では、学部によって授業料は変わると思いますが、文系で国立大の2倍、理系だと3倍はします。
学費が安いという点で、通いやすさで言うと旧帝大に軍配は上がります。
研究はどっちが強いのか
国からの研究費の分配で、科研費というものがあります。
研究には莫大な金額の費用が掛かるので、この科研費がどれだけもらえるかで、研究のしやすさというものが大きく変わってきます。
今回は、2021年度のデータをもとに、科研費のランキングを見ていきましょう。
第1位 東京大学 214.4億円
第2位 京都大学 144.6億円
第3位 大阪大学 103.3億円
第4位 東北大学 103億円
第5位 名古屋大学 80.5億円
第6位 九州大学 72.7億円
第7位 北海道大学 62億円
第8位 東京工業大学 45億円
第9位 筑波大学 41.3億円
第10位 慶應義塾大学 37.3億円
第11位 神戸大学 32.8億円
第12位 早稲田大学 29.3億円
「科研費の配分額が多い大学」ランキングTOP20! 1位は「東京大学」【2021年度データ】より
このランキングを見ると、早慶よりも旧帝大の方が科研費を多くもらっていますね。
科研費だけで研究力は図れませんが、研究費の額は研究に大きく影響します。
実際にノーベル賞を受賞した人数も旧帝の圧勝です。
また、学生数に対して教員の数が多いのも国公立の特徴です。
そのため、研究室等で、大学の先生が面倒を見てくれることも増えるため、学生の研究力もおのずと旧帝の方が高くなります。
研究においては特に理系なら、旧帝大に軍配が上がるでしょう。
大学卒業後の就職はどっちが強いか
これまでの項目では、旧帝大に軍配が上がるようなものが多かったですが、就職はどうなのでしょうか。
理系と文系によって状況が大きく変わるので、理系と文系に分けて紹介していきます。
理系の就職
理系の大学生だと大学院に進学する人が多いので、大学院生の就職について紹介します。
理系の大学院生のレベルになると、旧帝大や早慶においては、どの大学出身かということよりも、研究室で何をしたか、による評価が大きいようです。
そのため、理系に関しては、就活においてどちらが優れている、ということは比較できません。
ただ、早慶は東京に位置しているため、関東で就職する人が多い今日おいては、地方の旧帝大よりも就職活動がしやすい、という利点はあると思います。
文系の就職
文系の就職だと、学部卒で就職する人が多いので、学部卒で比較していきます。
理系の就職の場合は、旧帝大と早慶でどちらが優れている、ということはありませんでしたが、文系の場合は話が変わってきます。
単刀直入に言うと、東大を除いて、
旧帝大よりも早慶の方が就活に強い
です。
これはなぜかというと、
①早慶は地方帝大と違って東京に位置している。
②学生数がそもそも多い
③コミュ力が高めの人が多い(企業からのイメージ)
④活躍しているOB・OGが多い(②と関係)
という理由によるものです。
その早慶の就職の強さを表すものとして、三菱商事の大学別就職者の数を見ていきましょう。
三菱商事は就活生全体から見て、とても人気な就職先になっていて、早慶や旧帝大の優秀な学生でも一部の人しか就職できません。
そんな三菱商事の2022年の就職者は次のようになっています。
第1位 慶応義塾大学 25人
第2位 東京大学 21人
第3位 早稲田大学 20人
第4位 京都大学 6人
第5位 東京工業大学 5人
第5位 一橋大学 5人
第5位 大阪大学 5人
第8位 名古屋大学 3人
このランキングを見ると、早慶の就職の強さがはっきりわかりますね。
結局おすすめはどっちなのか
これまで、
- 合格が難しいのはどっちか
- 学費はどのくらいなのか
- 研究はどっちが強いのか
- 大学卒業後の就職はどっちが強いか
という4つの項目にしぼって、旧帝大と早慶を比較してきましたが、
結局どっちの方がおすすめなの?
って思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、完全に僕の考えでおすすめを選ぶとするなら、
圧倒的に早慶をおすすめします
理由をまとめると以下のようになります。
- 東大、京大よりも入学が簡単
- 東京というコミュニティに優れた立地
- 就職に強い
やっぱり勉強量に対するコスパがいいのは絶対に早慶です。
そのため、僕は早慶をお勧めします。
でも、一方で研究職を目指す理系に進みたい人には研究が強い旧帝大をおすすめしますね。
この記事のまとめ
今回の記事では、
- 合格が難しいのはどっちか
- 学費はどのくらいなのか
- 研究はどっちが強いのか
- 大学卒業後の就職はどっちが強いか
以上の4つの項目に分けて早慶と旧帝大のどっちがいいのか比較してきました。
これまでいろいろ述べてきましたが、旧帝大も早慶も、日本トップレベルの大学であり、素晴らしい大学なので、どの大学に入っても充実した大学生活を送ることができると思います。
人生を大きく左右する大学選びですが、自分の生きたいと思える大学に入学できるように、皆さん勉強頑張ってもらえたらろ思います。
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