こんにちは。クリリンです。
勉強の進め方について「まずはどんどん進めてとりあえず基本事項を1周する」か「はじめから難しい問題を解いて一つひとつの単元を完璧にしていく」のどっちで進めていけばいいか悩んだことはありませんか?
それぞれの勉強法には得られる知識に特徴があり、効率よく勉強を進めるためにはその特徴を理解することが必要です。
今回は効率的に学習を進めるための勉強の順番についてお話していきます。
広く浅く進める場合
要するに「基本事項をかっさらってとりあえず1周する」ということですね。
大学入試の膨大な出題範囲の全体像を頭の中に入れることはとても重要なことです。
学年が上がってきたのはいいものの、1年生で学習した内容を忘れてしまった…。
多くの人がこんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。
やはり1度学習したことでも、時間が経ってしまうと忘れてしまうものです。知識の体系化が難しいのはこれが原因なのですね。
ここでポイントになるのが、基本事項だけをかっさらってテンポよく学習を進めることです。
何ヶ月も前に学習したことよりも数日、数週間前に学習したことのほうが記憶が鮮明であることは間違いありませんし、記憶が鮮明なうちに新たな知識を習得していけば知識を体系化することにも繋がります。
狭く深く進める場合
要するに「じっくり一つひとつを完璧にする」ということですね。
難関大学・医学部の大学入試に合格するためには応用的な内容を習得することはやはり重要となります。
一つの単元に集中的な学習を進めれば、もちろんその単元の成績は上げることができると思います。しかし、その間に他の単元の知識はどんどん忘れていってしまうでしょう。
苦手分野や志望大学の入試問題に頻出の単元を集中的に勉強することはもちろん必要なことですが、他の単元が疎かになって結局総合的な成績が下がってしまったら本末転倒です。
ここでポイントになるのが、集中的な勉強を進めつつも、他の単元の多少の復習もしっかりと行うことです。
本当に15分の復習でも効果は絶大です。
ちなみに僕は、高校3年の11月以降は全教科すべての単元を1週間で回すよう調整していました。
理想的な勉強の順番
以上の特徴を理解した上で、理想的な勉強の順番は
まずは「広く浅く」進めて全体像をつかみ、知識を体系化させてから「狭く深く」進めて完成させるのが理想的です。
というのも、全体像を最初につかんでしまえば「これからどんなことを学習するのだろう…。」という不安も払拭されて精神面でもいいと思いますし、何より知識が体系化されていると更なる知識の定着率は格段に上がります。
まだ全体像のイメージがイマイチつかめていないという人は、ひとまず「広く浅く」勉強することで知識を体系化することから目指しましょう。
まとめ
学校の定期テストや模試などもあり、そのような試験前は試験範囲外の勉強はできないと思います。
ただ、受験で合格を勝ち取る人というのはこういったソースを邪魔者扱いせず、むしろ道具として利用しているのです。
具体的には、単に「広く浅く」の勉強を一点張りするのではなく、試験前の時期になったら一度「狭く深く」の勉強を挟んで知識を固めていきながら体系化を目指していくといった具合です。
こうして勉強を進めていくことができる人が、定期テストや模試で好成績を収めながらも大学に合格できる人なのです。
皆さんもバランスを意識した勉強を心掛けていきましょう。
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