こんにちは。クリリンです。
「ケアレスミス」はきっと多くの受験生を悩ましているでしょう。
どんなに勉強を頑張っても、テストでケアレスミスを連発していたら勉強の意味がありませんよね。
今回は受験で確実にミスを減らすケアレスミス対策法をお話ししていきましょう。
ケアレスミス対策の大切さ
“人間は誰しもがミスをするものである”
そんな考えのもと、テストでのケアレスミスを軽視していませんか?
受験において、合格ライン付近にはわずか1点の間に20人がいるといわれています。
つまり、ケアレスミスの失点を10点に抑えた場合と20点落とした場合とで順位が200近くも変わってきてしまうのです。
僕の周りでも、ケアレスミスを軽視していた人やケアレスミスを減らすことのできなかった人はことごとく第一志望の大学に落第していきました…。
従って、ケアレスミスの対策をすることは合格を勝ち取るためにとても重要なことなのです。
また勘違いしている人も多いようなのではっきり言っておきますが、ケアレスミスが多いのは「うっかり」でも「たまたま」でもありません。
あなたの“実力”なのです。
もちろんミスを完全に無くすことはできません。
ただ、“ミスに気付くための実力”を身につければミスを減らすことは可能で、満点を取る人というのはその実力がついているのです。
それでは、“ミスに気付くための実力”はどのようにつければいいのか、お話ししていきましょう。
ただ“ミスをしない”より“同じミスをしない”の方が簡単
ただ単に“ミスをしない!”と意気込んでもミスはどうしても出てきてしまいます。
それが“人間は誰しもがミスをするものである”という真理を生み出した所以なのですから。
では“今までと同じミスをしない!”ならどうでしょう。
「どこに敏感になるべきか」という対象が具体的な分、対策はしやすそうですよね!
そこで、同じミスをしないというためには、どのようなミスがあるのかを知る必要があります。以下3つのステップにてケアレスミス対策を進めていきましょう。
- 自分のミスの傾向をつかむ
- 自分のミスから対策を考える
- ミスの種類をさらに知る
1.自分のミスの傾向をつかむ
どのようなミスがあるのかを知るための第一歩として、まずは自分のミスの傾向をつかむことが大切です。
ノートや携帯のメモ帳などに自分のしたミスをメモしていきます。
僕は携帯にメモしていました!
ノート | 携帯のメモ帳 | |
メリット | ミスを詳細にメモしやすい | 書き加えが楽 ミスの分類がしやすい |
デメリット | 書き加えるとゴチャつく ミスの分類がしづらい | ミスを詳細にメモしづらい |
ミスの種類にも色々あると思いますが、「どんなミスなのか」を詳細にメモしましょう。
(例1)文字が雑すぎて「1」と「7」を見間違えた。
(例2)「不適切なものを選べ」で「適切なもの」を選んだ。
メモしたミスを分類すると、自分のミスの傾向が見えてくるはずです。
2.自分のミスから対策を考える:注意の対象を絞る
自分のミスの傾向をつかんでミスを繰り返さないようにするのですが、ここで大切なのは
“注意の癖をつけるためにはどうすればいいか”
を考えることです。
あまり対策が漠然としすぎても、注意の癖はなかなかつきません。
ポイントは注意すべき対象を絞ることです。
注意すべき対象を絞れば絞るほど人間の注意は正確になっていくものなのです。
以下の例を見ていきましょう。
(例1)「1」と「7」の見間違いの対策
1と7を見間違えてしまったなら、「字を丁寧に書く」ことが対策になります。
でも、これでは対策が漠然としすぎて長くは続かないですよね。人間の注意は対象が広ければ広いだけ散漫になってしまいます。
ならば、「1と7だけは区別がつくように書く」ならどうでしょうか。
これなら注意の対象が狭く、注意の癖をつけることも簡単ではないかと思います。
(例2)問題文読み間違いの対策
「不適切なものを選べ」で「適切なもの」を選んでしまったなら、「問題文をよく読む」ことが対策になります。
しかし(例1)と同様に、これでは対象が漠然としています。
では、「選択問題の問題文に“適切”という言葉が出てきた時に注意する」ならどうでしょう。
これなら注意の対象を絞ることができていますよね。
また、問題文読み間違いのミスを重ねていると、ミスは問題文の末尾に集中していることもあるでしょう。
こういう時は、「問題文の末尾を注意して読む」という癖をつけるのもいいかもしれません。
ともかく、注意の癖をつけるためには、自分のミスの傾向から注意の対象を絞ることが大切です。
3.ミスの種類をさらに知る:ミスの数だけ成長できる
先ほど、単に“ミスをしない”より“同じミスをしない”の方が対策がしやすいというお話をしました。
それは、知っているミスの種類が多ければ多いほどミスの対策には有利ということです。
もちろん正解までたどり着けるに越したことはありませんが、普段から問題を解いていく中でミスがでてきてしまったら、それは成長に繋がる道具とすることができるのです。
自分のミスだけでなく、周りの友人から聞いたミスやネットで見つけたミスなども成長の糧とできるかもしれませんね!
まとめ
ケアレスミスを最小限まで減らすためには、“ケアレスミス”のストックをたくさん作って、対策するミスの範囲を可能な限り広げておくことが大切です。
注意する癖をつけることでケアレスミスによる失点を防ぎ、“ミスに気付くための実力”をつけていってください。
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