この記事で分かるのは次のこと!!
・やさ理の内容
・やさ理のレベル
・やさ理の使い方
・やさ理を受験生の時に使って思ったこと
・やさ理はどんな人におすすめか
みなさんこんにちは、現役京大生のMORIです。
難関大志望者がよく使う数学の参考書である、「やさしい理系数学」ってありますよね。
やさしい理系数学はぜんぜんやさしくない、なんて言葉はもはや有名です笑笑
実際僕も受験生時代に使っていて、ぼっこぼこにされた思い出があります。
実際に自分で使ってみて、どんなことを学べたのか、どんな人がおすすめなのか、逆にこんな人は使わない方がいいなってこともわかりました。
難易度が高く、問題数もそれなりにある参考書で、仕上げるのに時間がかかる参考書であるがゆえに、受験生の皆さんには適切に使ってほしいと思います。
そんなやさ理について僕が思っていることを結論から言えば、
ほとんどの受験生にはお勧めしません
なんでほとんどの受験生にはおすすめしないの?
やさ理は難易度が高いし、すこし変わった参考書だから扱いが難しいんだ。
今回はやさ理について徹底的に解説していくよ!
今回はその、やさしい理系数学、略して「やさ理」について解説していこうと思います。
やさ理の内容
まずはやさ理の内容について紹介します。
どんな参考書を使うときも、その参考書の内容を理解してから使うことが重要です。
内容紹介
理系数学の入試対策に最適
●理系受験生に必須の50のテーマ=50の例題で、重要かつ典型問題を厳選しました。
●さらに計算力・論証力・発想力・数学的センスを磨く演習問題を150題収録。
●解答は標準的解法を示したあとに、多くの種類の別解を記しました。
●問題に「*」の付いているものは「やや難」で、本書を一通り済ませてから取り組むことを薦めます。
やさしい理系数学 -三訂版-
これは河合出版のやさしい理系数学の紹介ページからの引用です。
各分野で合計して、例題50問に加えて、150問の演習問題がついています。
例題は非常に多くの解法が紹介されていて、標準的な解答と、エレガントな別解がたくさん紹介されています。
演習問題のほうは、例題ほどは多く別解が上階されているわけではありませんが、別解がついている問題が多いです。
演習問題は、有名大、難関大の入試の過去問も多く収録されています。
紹介されているレビューとしても、
おすすめコメント
何といっても別解が多く載っているところがおすすめです。多くの解法を学ぶことで数学に自信が持てるようになりました。H・Iさんやさしい理系数学 -三訂版-
とにかく別解が豊富。いままでの自分にはなかった発想の解法も載っていて、解答を読んでいるだけでもためになる。A・Tさん
上のように、別解や解法の豊富さを評価するものが多いです。
やさ理のレベル
やさ理の内容を確認してところで、レベル感を紹介していこうと思います。
どんなに良い参考書でも、自分のレベルに適したものを使わないと身になりません。
そのため、僕の経験もふまえつつレベル感を解説していこうと思います。
受験生時代からの経験として、やさ理について端的に述べると、
本質の凝縮された典型的ではない難しめの問題
が集められている、という印象です。
僕がやさ理を使っていたのは、フォーカスゴールドの例題が一通りできるようになって、大学への数学の1対1対応の演習が一通り学習し終わってからです。
普通の受験生なら数学の勉強としては十分といわれるラインだと思います。
しかしそれでもやさ理の問題で初見で解けるのは3~4割ほどでした。
初めてみる問題だし、解答の上でも重要なポイントが詰め込まれていました。
チャートなどの網羅系参考書では見たことがないけれども、難関大の入試問題としては出ることのある問題であるといった印象です。
このことから言えるのは、
やさ理の問題には本質が凝縮した難しめの問題である
ということです。
少なくとも網羅系参考書で基礎を勉強した上で挑戦すべき問題集です。
逆に言えば、
網羅系参考書で勉強したのちなら挑戦しても良い参考書だと言えます。
網羅系参考書の使い方を徹底解説した記事です!
まだ勉強が済んでない方はぜひ読んでみてください!
効率よく最短で勉強を済ませましょう。
やさ理の使い方
やさ理の使い方として、入試まで時間がある人と、時間がない人で分かれるので、別々に紹介していきたいと思います。
入試まで時間がある人の使い方
入試まで時間がある人は1問1問じっくり解き進めて行きましょう。
といっても、解答が思いつかなかったら直ぐに答えを見るという数学の勉強の鉄則は守りましょう。
時間を図って問題に取り組むのは過去問を解き始めてからで問題ありません。
やさ理を使う目的は、網羅系参考書で身に付けた解法の実戦練習と、より高級な解法の引き出しを増やすことです。
それまでに身に付けた解法でわかる範囲で解答を作り、だめだったら解答を見て復習するようにしましょう。
その繰り返しが、数学の思考力と解法のストックの増加につながります。
入試まで時間がない人の使い方
入試まで時間がない人は、自分の受ける大学の頻出分野、苦手分野の補強に使う、というのがおすすめです。
入試前では、初めて見た問題にいかに対処するかという能力が求めれらます。
頻出分野、苦手分野びおいてその能力の補強しましょう。
そして、豊富な別解も参考にして、実力をつけていきましょう。
やさ理はどんな人におすすめか
最後に、やさ理がどんな人におすすめか解説しておきます。
ずばり、やさ理がおすすめなひとは、
網羅系参考書の基礎が身に付いていて、さらにエレガントな解法や思考力を身に着けたい人
です。
しかし、難関大学を受験する受験生であっても、網羅系参考書が身に付いている受験生はほんの一握りです。
そのため、この記事の冒頭でも述べましたが、ほとんどの受験生にはお勧めできません。
ただ、基礎が身に付いている受験生がやさ理を使うことで、数学の思考力・解放のストックが身に付き、大きく数学の実力を身に付けることができます。
数学に自信がある人には、さらに実力を伸ばすための、ぜひおすすめしたい参考書の一つです。
Amazonと楽天のリンクを張っておくので、ぜひここから購入してみてください。
この記事のまとめ
この記事では、やさしい理系数学について解説してきました。
普通の受験生には、とても難易度が高い参考症ですが、基礎が身に付いている受験生にとっては大きな武器になること間違いなしです。
気になったかたは是非取り組んでみてほしい参考書のひとつです。
やさ理で数学力を爆発的に伸ばしましょう!
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