皆さんこんにちは。現役京大生のMORIです。
まず最初にですが、共通テストを受験された皆さん、本当におつかれさまでした!!!
2日間、朝早くから遅い時間まで、知らない場所で受ける試験は本当にしんどかったと思います。
そのような状況で、上手くいった人もうまくいかなかった人もいると思います。
自己採点等で、落ち込んでいる人もいるかもしれません。
しかし、受験勉強で大切なのは最後まであきらめずに、最後の最後まで自分を信じて勉強し続けることです。
共通テストがあまりよくなくても、二次試験の点数が良ければ合格することもあるし、逆に、共通テストが良くても、二次試験の点数が悪ければ不合格になることもあります。
そのため、正しい勉強法で、最後まで二次試験対策を進めていくための勉強法を今回は解説していきます。
共通テスト終了直後(1月終わりごろまで)
あまり点が取れなくて落ち込んでいる人もいるかもしれませんが、最後までやりきるしかありません。
受験気で最もしんどい時間ですが、最後までやり切りましょう!!
ここでは共通テスト終了から1~2週間の勉強について解説します。
1月にする勉強だと思っていただければよいです。
1.まずは過去問を全科目解いてみる
共通テストがおわってすぐの段階では、共通テストの対策がメインだったため、なかなか二次試験に触れられていなかった人が多いと思います。
そのため、いわゆる「共通テストボケ」の状態に陥っている人も多いのではないでしょうか?
そこで、二次試験の問題の感覚を思い出すために、自分が受ける大学の過去問を解いてみましょう。
共通テストの前から志望校が変わってない人は、解いたことのある年の問題でも、解いたことのない問題でも、どちらでもよいです。
1年分解いてみましょう。
どんな問題形式で、どのような時間配分をしたらいいか思い出したり、自分の知識の抜けや処理スピードが落ちているのがわかったりするでしょう。
そして、足りなかった部分を二次試験対策が最もできていたころの水準になるまでに、何をしたらいいか計画を立てて、それを進めていきましょう。
次に、志望校が変わった人です。
ここでは特に、志望校が変わった人が重要です。
その時、初めて過去問を解く人もいると思います。
志望校が変わった人は、問題の出題形式や出題傾向を2~3年分解いて研究してみてください。
余裕がある人はもっと解いてもいいですし、パラパラページめくってどんな内容の問題が出題されているか見てみましょう。
インターネットや学校、塾の先生に聞いてみるのもいいでしょう。
過去問の研究が終わったら、自分に足りないところを見つけて、その足りない部分が埋まるような勉強の計画を立てて、進めていってください。
2.足りていない部分の見つけ方・埋め方
過去問を解いてみたけど、足りていない部分って何に注目したらいいの?
って思い人もいると思います。
ここでは、科目別に注目すべきポイントを紹介します
①国語
古文・漢文については、単語、文法、句形など、暗記事項の抜けがないか確認しましょう。
そして、現代文も含めると、解答の導き方の勘を取り戻しましょう。
②数学
二次試験の形式、問題での時間配分を思い出しましょう。
共通テストには出題されないような記述や、理系の人は数3の内容など、抜けがないか確認しましょう。
③英語
単語、文法、英文解釈、英作文の抜けが無いか確認しましょう。
共通テストと二次試験とでは、大きく形式や出題内容がちがうので、基礎から復習するのがおすすめです。
④理科・社会
他の教科と原則は変わりません。
共通テストでは出題されないような内容で、二次試験には出題される内容に穴がないか確認しましょう。
2月初~二次試験1週間前(過去問を回す)
1月までで抜けているところ、足りないところの埋め合わせ、過去問の研究が終わったら、2月からは
過去問をひたすら解いて復習する
というサイクルを繰り返しましょう。
この時に気を付けてほしいのは、
時間を測って解いて、時間内で得点を最大化する
ことを意識して過去問演習をする、ということです。
具体的に言えば、簡単な問題をきっちりと正解し、難しい問題を捨てるのを徹底することを意識してください。
試験本番では、限られた時間で問題を解いて、その得点が高い人から合格していきます。
あと1分あれば解ききれたのに、なんてことがあっても意味がないのです。
時間内に答案を完成させることが何よりも大切なのです。
この力は過去問演習を繰り返すことでしか身に付きません。
できる限り過去問を解いて復習することを繰り返しましょう。
関連の記事ですが、過去問を解くときの赤本よりも青本がおすすめな理由を解説しています。
青本と赤本の比較もしているので、過去問演習をより良いものにするためにも、ぜひ見ていただけたらと思います。
※過去問が足りない人へー模試の過去問を使え
ここからは、共通テスト前に過去問演習が順調に行えていて、過去問が足りないという人向けです。
過去問が足りない場合は、駿台、河合塾の模試の過去問を解くのがおすすめです。
下の画像は東大の数学ですが、旧帝大や東工大、一橋大は、各教科の模試の過去問が発売されています。
問題の解答解説だけでなく、採点基準、模試受験者の平均点、採点者のコメントなど、充実した情報がたくさん載っています。
過去問と同等、またはそれ以上の学習効果が期待できます。
ネットで買うのもよし、学校の進路資料室に行くのもよしです。
実戦模試演習
2023-東京大学への数学
全国入試模試センター 編
- 問題集|青本
定評ある駿台の「東大入試実戦模試」から良問を精選。
2023-東京大学への数学
題材・レベル・質・量ともに実際の入試に肉迫。
内容紹介
東大をめざす方へ
●東京大学の「オープン模試」を4回分収録しました。
●入試傾向の解説と、入試に臨むためのアドバイス付き。
●解答例に加え、解説では解き方だけでなく、解答に求められる発想や着眼点にも触れ、さらに、詳細な採点基準を掲載してあります。
2023入試攻略問題集 東京大学 数学
二次試験本番1週間前
2月でたくさん過去問を解くことになりますが、その総復習をするのが、二次試験1週間前です。
過去問で間違えたところ・解けなかったところを中心に、
1.なぜ間違えたのか・解けなかったのか
2.正解するための解き方・考え方・知識は何か
を復習しましょう。
間違えた・解けなかったところが、解けるようになって初めて成績が上がるのです。
そのため、いままで解いてきた問題で、似たような問題が出てきたら、必ず得点できるようにしておきましょう。
過去問だけでなく、模試の復習・解き直しも行っていきましょう。
また、余裕があればですが、できれば新しい問題にも少し触れておくのが望ましいです。
解いたことのある問題で得点することが大事なのはもちろんですが、試験本番では、新しいもんで芋解けなければいけません。
そこで、新しい問題が出てきたときの対処が鈍らないように、軽く新しい問題にも触れておきましょう。
二次試験本番
どうしても緊張してしまうと思いますが、自分が今までやってきたやり方で、本番の試験も解きましょう。
時間配分や、解く順番、問題の取捨選択を気を付けて、自分の点数を最大化しましょう。
この記事のまとめ
この記事では、共通テスト後の二次試験の勉強法を解説しました。
共通テスト後の二次試験の勉強法が、合格か不合格かを大きく左右します。
そのため、正しい勉強法で残りの1か月勉強するのが最も重要です。
①1月は足りないところ、抜けているところを埋める
②2月から二次1週間前までは、過去問を解いて復習のサイクルを繰り返す
③二次本番1週間前は、解いてきた過去問、模試の総復習をする
①~③がこの記事の勉強法となります。
自分に合うとことは取り入れて、合わないところは改善して、勉強していただけたらと思います。
試験本番が近づいて、精神的にしんどい時間が続くと思いますが、最後の最後まで自分を信じて最後まで頑張りましょう!!!
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