こんにちは Leeです(^ν^)
今回の記事は、これまでとは少し変わって、読みものみたいな記事です。
ですので、受験生と親御さんの両方に向けて書いています。
疲れてたり、暇な時に読んでみてください。
それでは、さっそくですが始めていきます( ̄▽ ̄)
京大医学部は難しすぎる!?

言うまでもありません。
びっくりするくらい難しいです( i _ i )
自分でもどうやって合格したのかよく分かっていないレベルです。
具体的に、どのくらい難しいのか説明していきます( ̄∇ ̄)
京大医学部の足切り
そもそもですが、足切りって何かご存知でしょうか?
かなり酷い制度です(;ω;)
多くの国公立では一次試験である共通テストと大学別の試験としての二次試験を合算して、合否を決めます。
また、大学に志願書を提出するのは共通テストが終わってからですが、共通テストの点数通知が来るのは5月頃です。(入試は2月には終わります)
ですので、二次試験の受験票が届かない
場合があるんです。
どういうことかと言うと、大学は一次試験の合格ラインを決めていて、その基準に達していない場合は、志願書を出した時点で不合格確定です。
1年を棒に振ることになるわけです。
自分の点数もわからなければ、その合格ラインもわからない状態で志願書を出すので、みんなドキドキというわけです( ̄∀ ̄)
そんな怖い制度が足切りというものですが、京大医学部の足切りは具体的にどういったものかご存知でしょうか?
「一次試験、900点中630点以上の者の中から総得点順に募集人員の約3倍までの者」
だそうです。
京大医学部の募集人数は100人くらいなので、言い換えると、一次試験で630点以上かつ志願者の中で上位300人が二次試験の受験権利を得るというわけです。
京大医学部のボーダーは半端ない!
次に京大医学部に合格するためには、一次試験でどのくらい取らないといけないのか、について書いていきます。
京大塾が出している情報を参考にしています。
Aラインは合格可能性80%、ボーダーラインは合格可能性50%、Eラインは合格可能性20%となる得点を表します。
受験年度 | Aライン | ボーダーライン | Eライン | ボーダー偏差値 |
---|---|---|---|---|
2022 | 228(91%) | 215(86%) | 205(82%) | 72.5 |
2021 | 238(95%) | 225(90%) | 215(86%) | 72.5 |
2020 | 238(95%) | 228(91%) | 220(88%) | 70.0 |
2019 | 240(96%) | 230(92%) | 220(88%) | 72.5 |
2018 | 238(95%) | 230(92%) | 223(89%) | 72.5 |
これを見ただけでも、途方もなく厳しいということはわかったと思います。
2018,2019,2020年に関して言えば、90%を取っても、合格可能性は20%
なんです(;ω;)
一応ですが、比較するために全国平均も載せておきます。
2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | |
---|---|---|---|---|---|
主3+物化地 | 524.72 | 531.86 | 518.13 | 519.02 | 479.87 |
主3+化生地 | 524.72 | 537.81 | 515.01 | 533.85 | 467.96 |
900点満点なので、大体57%です。(2022年だけ約53%です)
やはり、全国平均を見ると、より一層難しさがわかりますね( ; ; )
二次試験で求められる点数

知らない人もいるかも知れませんので、一応言っておくと、京大は学部によらず、二次試験は同じ試験内容です。(※理系と文系では試験内容が異なります)
(ほとんどの大学がそうだと思いますが)
ただ、同じ試験を受けますが、合格最低点や点数の換算の仕方は学部によって違ってきます。
やはりと言うべきなのか、医学部は頭ひとつ飛び抜けています。
各学部の平均得点% | 医学部医学科 | 理学部 | 教育学部(理系) | 農学部 | 経済学部(理系) | 工学部建築学科 |
---|---|---|---|---|---|---|
2022 | 78.3 | 65.7 | 65.7 | 66.1 | 68.3 | 65.7 |
2021 | 74.5 | 65.2 | 63.6 | 63.4 | 68.3 | 64.1 |
うーん( ´∀`)
お医者さんになりたい人が多いからでしょうか。
かなり厳しい点数になっています( i _ i )
みんな大好き京大数学について
完全に余談になってしまいますが、僕は個人的に京大数学がめちゃくちゃ好きです。
理由は単純ですが、見た目が簡単そうだからです。
東大だとか阪大だとかの数学は問題を見ただけでも、めまいがするくらい難しそうですし( i _ i )
まあ、見た目が簡単そうでも、中身はしっかり難しいですけど( ̄∀ ̄)
実際に見てみた方がわかりやすいと思うので、僕が受けた年の東大数学と京大数学を比較してみましょう。
まずは東大数学から。

なんなんですかこれは?
冗談も大概にしてほしいとこです。
次は京大数学です。



大問3つで、ちょうど東大の大問1つ分くらいの長さです。
こっちはまだ解いてみようかなという気が起こります。
噂によると、京大数学は年々簡単になっているらしいですね〜
もうそろそろ、急激に難化するのでは(°▽°)
日本で上位何%に相当するのか
ここまでは具体的にどれくらいの点数を取らなければいけないかについて書きましたが、次はそれって日本の上位何%くらいなのという話について書いていきます。
とは言っても、正確な数字を出すことはできないので、大雑把に計算していきます(о´∀`о)
旺文社教育情報センターによると今年の受験生の人数は65.5万人です。
また前提として、大学の偏差値が上であれば、生徒全員の偏差値ももれなく上だと仮定します。
(つまり京大医学部生の一番偏差値の低い生徒は、阪大医学部生の一番偏差値の高い生徒よりも、偏差値が高いと仮定するということです。実際にはそんなことはありませんが、、、)
そうすると、京大医学部よりも偏差値が高いのは東大理Ⅲなので、日本で上位200人に入ればいいということになります。
ですので、上位約0.03%
になります。
わかりやすく言えば、1万人に3人
です。
改めて、どうやって合格したんでしょうか( ̄▽ ̄)
京大医学部をどうして目指したのか

次は僕がどうして京大医学部を目指したかについて書いていきます。
医療界の一員として、世界最先端の研究をしたいだとか、関西一の医学部で、将来素晴らしい医者になりたいだとか、そんな立派な志を持っていればかっこいいいんですが(^∇^)
恥ずかしながら、僕が京大医学部を目指したのは『流れ
』です。
特に大層な理由はありません(T ^ T)
負けず嫌いで、他の人よりも勉強の才能が少しあっただけです。
まあ、漠然と小児科の先生ってカッコいいなとは思っていましたが、「絶対になりたい!」とかいう強い意志はありませんでした。
「そんなしょうもない奴が京大医学部に入るな!」と怒る人もいるかも知れませんが、そういう人は僕にではなく、僕を通してしまった京大に怒りましょう(^ν^)
逆に言えば、僕みたいな人もいるので、京大医学部に入りたいけど、自信がないな、、、なんて人は勇気を持ってください( ̄▽ ̄)
ちょっとした志でも、持っているだけで立派だと思います(╹◡╹)
一人暮らしってどうなの?
今回の記事はコラムなので、気楽に話題もコロコロ変えながら書いていきます( ̄∇ ̄)
僕は実家が兵庫なので、通おうと思えば、実家からでも通えるのですが、少し遠いので京都で一人暮らしをしています。
結論から言うと、一人暮らしは絶対にした方がいい
と思います。
何せ、生活力が上がります。
実際、僕は実家にいたときは家事はすべて親にやってもらっていましたが、一人暮らしではそうもいかないので、家事を自分でやり始めました。
(実家ではただの豚でした( ̄▽ ̄))
最初は洗濯、掃除はしたことなければ、料理に関しては、コンロの火の付け方さえ分からなかった僕ですが、そんな調子では死んでしまいますので、徐々にできるようになっていきました。

結局、いつかは全部自分でできるようにならないといけないので、比較的時間に余裕がある大学生のうちに慣れておくといいと思います。
そういう意味で、ひとり暮らしはおすすめです。
医学部生はサークルに絶対入るべき

先に言っておくと、医学部に入れば、他学部生とのつながりは基本的に消えます( i _ i )
嫌になるくらい、医学部は閉鎖的です。
ただ、講義だけでは医学部の中でさえ友だちはできにくいです。
だから、友だちを作るためにも、何かしらのサークルに入った方がいいと言われています。
何かしらの自分のコミュニティを作るためでもあります。
何よりも、同じサークルに入った人とは仲良くなれます。
中高生の人だったら分かると思いますが、同じクラブの人とはやっぱり仲良くなりますよね。
サークルはクラブをもっと緩くしたものだと思ってくれたらいいです。
ですので、医学部を目指している皆さん、合格した後は、ぜひサークルに入りましょう!
また、大学に入るとすぐに「新歓」というものがあります。
新人歓迎会?の略でしょうか。
いろんなサークルが、新入生に入ってもらうために行うイベントです。
1つアドバイスをするのなら、新歓はできる限りいろんな所に行きましょう。
新歓先で知り合いができることもありますし、サークルの雰囲気を実際に見ておくことも大切です。
僕もいろんなとこに行ってきましたが、楽しかったですよ( ̄∀ ̄)
基本的にですが、どのサークルの先輩たちも(特に医学部)、新入生に入ってほしいので、めちゃくちゃ接待してくれます。
くれぐれも、接待してもらって有頂天にならないよう気をつけてください。
調子に乗りすぎると、サークルに入った後、気まずいでしょうし(´∀`)
京大の立地と校舎について思うこと
次は京大の立地と校舎についてです。
ハッキリ言います。
京都駅から遠くて行きにくいし、校舎は、趣きがわからない僕にとっては、ただただ古びているようにしか思えません( i _ i )
(同志社のキャンパスを見るたびに、羨ましすぎて頭がおかしくなりそうです)
立地についてですが、JRの京都駅からさらに京阪を使わないといけないので、結構遠いです。
阪急を使う場合は、京都河原町まで行って、そこから京阪ですね。
最寄駅は神宮丸太町駅という駅なんですが、駅からはみんな自転車で行きます。
自転車を使えば、10分もあれば校舎に着きます。
詳しくはこちらから! https://www.med.kyoto-u.ac.jp/access/
また、校舎についてですが、汚いということはないですが、夢のような空間を想像しているとガッカリします。
ただ、例の有名な時計台は綺麗でしたよ( ̄∀ ̄)
(2回見たら飽きましたが)
まあそんなもんです(°▽°)
学食が気になっている人もいると思いますが、学食はおいしいです。
学生に優しい値段ですし、毎日メニューが変わっているらしいので、飽きることも無さそうです。
機会があれば、ぜひ食べにいってみてください。
医学部の授業はとてつもなくつまらない!?

先に弁明しておきますが、そもそも僕は勉強が本当に嫌いなので、基本的に座学が面白いと感じたことはありません。
ですので、京大の講義も、もれなく、びっくりするくらいつまらないと思ってしまいます。
(他の大学に通っている、いろんな友達に聞いてみても、講義が面白いと言っている人はいなかったんで、京大に限った話ではないと思います)
講義の内容についてですが、医学部に入っても、一年目は専門教科がありません。
ですので、全授業が般教(一般教養)です。
(一般教養がわからない人は、中高とかの普通の授業を想像してくれたらいいです( ̄▽ ̄))
だからかもしれませんが、勉強する気は全く起きません( ; ; )
あと、これは完全に個人的な愚痴になってしまいますが、二外(第二外国語)についてめちゃくちゃ不満があります。
(基本的に大学に入ったら、英語の他にもう一つ外国語を勉強しないといけないんです)
京大医学部の二外はドイツ語とフランス語しかないんです
。
意味がわからないです。
個人的には中国語を勉強したかったので、入学してから中国語は取れないことを知らされて、ショックでした、、、
最後に、授業に関する大事な大事な
アドバイスを教えます。
さっき言っていた新歓の中には時間割作成会というものがあります。
何があってもそれには行きましょう。
僕みたいに痛い目を見たくないのであれば、先輩方に色々と話を聞きながら時間割を作ることをおすすめします。
もう一度言いますが、絶対に
行ってくださいね( ̄▽ ̄)
本当にすごいことになりますよ、、、
京大医学部生ってどんな人が多いの?

さて、次は皆さんが一番知りたがっていることでしょう。
京大医学部生ってどんな人が多いのかについてです。
当然のことですが、みんな賢いです。
中には、数学オリンピックやら生物オリンピックやらで入賞したすごい人たちもゴロゴロいます。
そのうえ、基本的にみんなある程度の志を持っていますし、真面目に勉強しています。
誤解を恐れずに言うのであれば、正直僕には向いていませんでした。
般教の授業になんて全く出たくないですし、勉強も全くしたくありません。
ずっと遊んでいたいです。
それが僕の本音です。
ただ、これは誰が悪いといった話でなはく(強いて言えば入った僕が悪いですし)、人それぞれに向き不向きがあります。
大学に入って、新しい友達を作って、毎日ふざけて、どんちゃん騒ぎしたいような人は京大医学部にはあまり向かないでしょう(о´∀`о)
逆に言えば、イメージ的に、大学に入ると、周りの雰囲気に流されて、だらけていかないか心配だという人は、全く心配ありません。
周りの学生のレベルは高いですし、講義のレベルもおそらく高いので、周りについていきさえすれば問題ないほど、みんな優秀できちんとしています。
ここまで、いろんなことを言ってきましたが、結局は僕の1学年の話に過ぎないので、年によってはもう少し変わるでしょう。
ですので、あくまで参考程度にしてください。
京大医学部に入ってよかったと思っているの?
最後に、京大医学部に入ってよかったと思っているのかについてお話ししようと思います。
単刀直入に言うと、京大医学部に入ったことは全く後悔していません。
何事にもプラスとマイナスがあります。
京大医学部に入ったおかげで、生活力が上がりましたし、自分が今まで、どれほど人間関係に恵まれていたかに気づけました。
結局、自分の持っているものと一旦距離を置いて初めて、そのありがたみが分かるものです(^_^)
そもそも、京大医学部に入っていなかったら、優しい先輩たちと会うこともなければ、このブログを書いていることもありませんでしたし。
もちろん、嫌なことはたくさんありますし、不満だらけです。
ただ、今は当たり前のように享受しているから気づいていないだけで、京大医学部に入ったからこそ、得られているものも数えきれないほどあるんでしょう。
そう考えると、やっぱり僕は京大医学部に入ってよかったなと思います。
志望校選びなんて悩んでも仕方がない

志望校選択で迷って、悩んでいる人はたくさんいると思いますが、僕から言えることは一つだけです。
結局正解なんて、入ってみないと分かりません。
もちろん、ある程度の下調べや情報収集は大切だと思います。
でも、やっぱり、実際に入ってみないとわからないことの方が多いです。
ですので、後々になって、あーすればよかっただとか、あの学校にするんだった、とかと後悔する必要はありません。
その時はそれが最善策だと思って、選択したのですから、それはそれでいいんです。
あとは、与えられた環境を最大限に使って、自分の好きなようにすれば問題ないと僕は思いますよ( ̄▽ ̄)
こんな適当なアドンバイスになってしまって、申し訳ないですが、少しでも受験生の皆さんの役に立てれば幸いです。
それでは、今回の記事はここで終わろうと思います。
これからも、たまには、こういった気楽な、箸休めのような記事も出していこうと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは(о´∀`о)
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