こんにちは Leeです( ̄∇ ̄)
今回は受験生向けの記事になりますが、その中でも理系向けの記事になります。
今回のメインテーマは国語
です。
英語と数学に関する記事もありますので、ぜひ読んでみてください。
理系で国語が得意な人って少ないですよね。
ただ配点はそんなに高いわけでもないから、勉強すべきなのかどうか分からないだとか、そもそもどうやって勉強したらいいのだとか、そういった疑問にすべてお答えします。
結論から言うと、国語はボーナス点だと思って割り切る
のが一番賢いです。
実際、僕は京大の国語の過去問を一年も解きませんでしたが、本番では58/100を取ることができましたし、共通テストは162/200でした。
(平均点はそれぞれ40点前後と110点です)
そんな僕の思う、受験国語に対する正しい向き合い方を書いていこうと思います。
国語という教科の特性
まずは国語がどういった教科なのかから説明していきます。
これはとある有名な国語教師が言っていたことなのですが、国語は明確な勉強法がある
とのことです。
その勉強法を使えば、誰でも国語ができるような勉強法です。
じゃあ、そんな方法があるのに、国語が苦手な人がいるのはどうしてでしょうか?
それは、その勉強法はあり得ないくらい時間がかかるものだからです。
約6年間しっかり国語を重点的に勉強すれば、国語が必ずできるようになるそうですが、効率が悪いので、誰もやらないというわけです。
それに加えて、国語は他教科と比べて、勉強時間と成果がほとんど比例しません。
特に現代文ですが、できる人は何もしていなくても元からできますし、できない人は多少勉強しても、全く伸びません。
成果がかなり出にくいというところが国語の最大の特徴だと思います。
そのくせして、理系については、国語の配点が低いので、だから、僕はボーナス点だと割り切るのが賢明だと言ったんです。
現代文が元から得意なのであればラッキーだと思えばいいですし、苦手なら最低限の点数を死守して、多少は諦めるのが得策だと思います。
ただ、古文と漢文はやった分だけしっかり伸びる分野ですので、そこは諦めずにしっかり固めればアドバンテージになりますよ(^ν^)
国語の三大関門
国語には大きく分けて、現代文、古文、漢文の3分野があります。
それぞれ異なる特徴があるので、1つずつ説明していこうと思います。
一番厄介なのは現代文!?ーやってもやっても伸びないのは当然
まずは、皆さんにも一番馴染みがある現代文からいきます。
現代文にも数種類ありますよね。
物語分、説明文、随筆、詩、などなど。
メジャーなのは物語文と説明文ですかね。
先ほど言った通り、現代文は多少勉強したところで、あまり変わりません( i _ i )
ですので、現代文が苦手な人は、最低限の決まりきった解答方法を押さえて、少しでも得点が増えるように工夫することをおすすめします。
ここからはどんな人でも使える、ちょっとしたテクニックを紹介していきますね。
心情変化が最も問われる物語文の攻略法
まずは物語文から。
物語文で一番大切なものは何か知っていますか。
それは登場人物の心情変化
です。
なぜなら、物語に何らかの出来事が起きれば、登場人物の心情は必ず変化するからです。
問題の出題者は、その心情の変化を捉えられているのかを確かめたいんです。
ですので、物語文が出題されると、必ず心情変化に関する問題が出題されます。
今回は心情変化に関する記述の攻略法について書きます。
まずは、書かないといけないことについて。
- 変化する前の気持ち
- 心情変化のきっかけとなった出来事
- 変化した後の気持ち
この3つです。
問題に「どういった気持ちになったのか?」としか書かれていなかったとしても、この3つを書く必要があります。
採点はこの3つの部分に分けて行われますので、どれか1つでも欠けているとかなり痛手です。
また、記述の方法ですが、単純にこの通りに書けば大丈夫です。
具体的にいうと、「◯◯はこういう理由があって◯◯な気持ちだったが、●●な出来事を通して、◯◯な気持ちに変化した」というように書けばいいですよ。
これは、選択肢に対しても言えることですが、心情変化に関する選択肢問題では、自分でこの3つの部分に分けて、選択肢を吟味するとやりやすいですよ。
(この選択肢は変化する前の気持ちときっかけとなった出来事は合ってるけど、変化した後の気持ちが違うなといったふうに)
基本的には丸写しが効果的な説明文
次に説明文です。
国語の説明文において、出題者が予備知識をこちら側に求めることはありません。
つまり、答えは考えずとも文章中に書いています
。
(物語文は心情を自分で考える必要があります)
ですので、基本的には文中から抜き出して、うまく繋げて解答を作ればいいです。
(東大の国語では文字制限が厳しく、自分でまとめる必要がありますが)
下手に自分で要約したり、アレンジしたりすると、大事な要素が削られてしまって、点数がもらえないことがあるので、そのまま抜き出すことをおすすめします。
ただ、どこから抜き出すのかというところが難しいんですけどね(;ω;)
僕は説明文を解くときは、基本的にすべて完全に抜き出しで解答を作っています。
ですので、解くときはいつも、先に問題文に目を通して、重要だと思ったところに線を引きながら、読んでいきます。
そして、読み終わったら、自分が線を引いたところを中心に、解答していきます。
あとは正直、文章を理解できたかどうかにかかっているので、特に使えるテクニックはないです、、、
こう考えると、やはり現代文を伸ばすのはなかなか難しいです( i _ i )
暗記量が莫大な古文ー最も安定しやすい
次は古文です。
結論から言いますが、国語で高得点を取りたいのであれば、古文を早いうちに固めてしまいましょう
。
これには理由が二つあります。
一つ目は、古文は古文単語や文法をきちんと覚えて、演習を積めば安定して得点できる
分野であるから。
二つ目は、古文は完成させるのにかなり時間がかかる
から。
古文は現代文と漢文に比べて、安定して得点をとりやすい
ですが、その反面、漢文よりも暗記するべきことが多く、得点源にするためには時間がかかります
。
ですので、少しずつでもいいので、中学のうちから、古文を勉強していたかどうか
で、国語を得点源にできるかどうかが決まると言えます。
では、古文は何から勉強すればいいのでしょうか?
僕の場合、中学校では助動詞、助詞から入り、動詞、形容詞にいき、基本的な文法事項を押さえてから、演習に入っていきました。
自分で追加課題をするだとか、塾に通うだとかはしていませんでした。
学校の授業に出て、出された課題をこなしていました。
ただ、あまりにもつまらなく感じてしまい、中学3年生の頃に古文の勉強をやめてしまい、そのまま高校3年生まで放置していました。
その結果、絶望的に古文ができなくなってしまいました。
共通テストの古文でも全く理解することができず、言わずもがな京大の二次試験でも古文はさっぱり。
古文を勉強しないといけないと気づいたのは高校2年生頃でしたが、時すでに遅し。
英数理に時間を割かなければいけない時期に古文に時間をかける余裕はなく、そのまま本番に突入しました。
結果はもちろん古文は崩壊。
こうならないためにも、古文は中学の頃からしっかり勉強しましょう( i _ i )
最後におすすめの単語帳だけ紹介します。
おそらく最も有名なものだと思いますが、僕のオススメは『マドンナ古文単語230』です。
単語がうまく纏められていて、覚えやすく、イラストが多いので、飽きずに勉強できることが特徴です。
一番手っ取り早い漢文ーただ難しくしようとすれば一番難しくなる
最後に漢文ですが、漢文は現文、古文と比べると、最も効率よく成績を伸ばすことができます。
なぜなら、漢文は古文よりも覚えるべきものが少なく、また、現文とも違い、勉強すればしっかり伸びる分野だあらです。
漢文で覚えるべきものは、主に句形です。
ですので、古文とは違い、単語の意味を覚えるのに苦労しません。
そういった意味で、時間が限られているのであれば、古文よりは漢文に手をつけるのが賢明かもしれません。
ただし、注意点があります。
これは僕だけに限らず、高校の同級生もみんな言っていたことですが、漢文は分からないときは全くわかりません。
特に漢詩が出たときは要注意です。
見た目は文字量が少なく、かわいらしく見えますが、中身は凶悪です。
そういった問題が共通テストなどで出ることは稀かもしれませんが、出たときは時間をかけすぎないようにしましょう。
共通テストの国語で選択肢に悩むのはそう仕組まれているから!?
次に、多くの受験生が悩んでいるであろう、共通テストの国語について書いていきます。
ここでは特に現代文について話していきます。
まず、僕は現代文だけが得意で、古文の失点を取り返す必要があったので、現代文で点数と落とすわけにはいきませんでした。
そういった状況で最も厄介だったのが、『最後の二択
』でした。
多くの受験生もまた、二択までは絞れたけど、どっちかが分からないと悩んだことがあると思います。
それもそのはず、問題の選択肢はそうなるように作られているからです。
(二択で迷った際には、間違った解答をするように統計的に選択肢が作成されているという噂があるほどです、、、)
その『最後の二択』の攻略法ですが、それは消去法が有効だと思います。
そもそもですが、それだけ迷うということは、その二つの選択肢は概ね正しいということです。
そんな状況で、どちらの方がより的を得ているかと考えてしまうと足を掬われます。
この選択肢は本文の内容を超えて言及しているなとか、ここまでは言っていないとかという風に消去法的に正解を選ぶことが賢明です。
とは言っても、それが難しいんですけどね(T ^ T)
ですので、現代文はそういった消去法で正解を選ぶ練習をこなすといいと思います。
河合塾や駿台が出版している共通テストの予想問題でもいいですが、やはり、実際に出題された過去問を赤本などを使って練習するのがいいと思います。
あー、こういった消し方があるのかといった容量で慣れていきましょう。
理系の二次試験での国語ー東大、京大
大半の大学では、理系であれば、二次試験で国語を受験することは求められませんが、東大、京大と名古屋大などでは理系でも二次試験で国語の受験が必要です。
申し訳ないですが、名古屋大については僕があまり知らないので、ここでは東大と京大に絞って書いていきます。
東大の二次試験ー国語
東大では理系は大問が3つ、文系では大問が4つで、文理共通問題として現代文、古文、漢文が出題され、文系にはもう一問、現代文が加わります。
東大の国語の特徴としては、現代文の字数設定がかなり厳しいことが挙げられます。
ただ単に文章中から抜き出して書くだけでは字数が収まらず、自分で要約することが求められます。
ですので、現代文が得意な受験生でも、東大国語では多少苦しむ可能性があります。
またそれに加えて、文系のみに出題される現代文はかなり難易度が高いことで有名です。
文章量自体は文理共通の現代文より少ないですが、設問の難易度が跳ね上がります。
実際、その現代文が苦手な受験生は多いようです。
何せ、受験生が読み慣れていない随想などが出題されやすいようです。
東大国語は全分野から出題されるので、東大受験生はしっかりと国語対策をする必要があります。
もっと詳しく知りたい人はこちらを!
https://study-search.jp/columns/343
京大の二次試験ー国語
京大では理系、文系共に、現代文が2問、古文が1問出題され、現代文は二問とも文理共通です。
京大の国語の特徴としては、現代文、古文共に字数設定がないことです。
解答欄は決められているので、その欄に収まれば、基本的に問題ありません。
また、理系に出題される古文はリード文が付けられているうえ、文章量はかなり少ないです。
(リード文とは現代語で書かれたあらすじみたいなものです。リード文が解答の重要なパーツになることは往々にしてあります)
そういった意味では古文をしっかりと勉強してきた受験生にとっては得点源となるでしょう。
実際、大半の理系受験生は現代文よりも古文でしっかりと点数を残す傾向にあります。
次に、現代文についてですが、特別難しいということはありません。
共通テストの現代文がしっかりと解ける受験生であれば、特に苦労することはないと思います。
もっと詳しく知りたい人はこちらを!
https://ja.wikibooks.org/wiki/京大対策/国語
東大、京大の理系は国語を勉強すべきでない!?
ここまでは東大と京大のそれぞれの国語の傾向と問題形式について書いてきましたが、理系に関しては国語にあまり時間をかけるべきではありません。
理由は至ってシンプルです。
国語で差がつくことはないからです。
東大、京大ともにほとんどの受験生は4割しか取れません。
おまけに、国語の配点は他教科と比べるとかなり低いので、国語に時間をかけるのは得策とは言えないでしょう。
もちろん、国語が0点だとか1割しか取れないのであればまずいですが、3割も取れれば問題ありません。
つまり国語は合否を分けるような教科ではありません
。
国語が壊滅的にできない受験生は国語のせいで落ちるかもしれませんが、一般的なレベルで国語ができれば、国語で落ちることはないという認識でいいです。
むしろ理系であれば、差が大きく開く、英数理にもっと時間をかけるべきです。
限られた時間しかない中で、期待値が低い国語に時間をかけるのは愚策です。
どうしても国語を取りたい人へのおすすめ塾
さっきまでは、理系なら国語は勉強しない方がいいと言っていましたが、例外はあります。
それは共通テストの国語が全く解けない受験生のことです。
おおよその目安ですが、共通テストの国語で140点くらい取れれば、大きなディスアドバンテージになることはありませんが、120点前後しか取れないのであれば、少々痛手です。
そういった受験生は他の教科とのバランスを考えたうえで、その失点分を他教科で取り返すのか、あるいは、国語の底上げをするかの判断をしましょう。
国語の点数を伸ばしたいのであれば、おすすめの塾が一つあります。
冒頭のイラストにも貼ってある通り、例のあの人の授業が受けられる予備校です。
東進です(^ν^)
僕自身は東進に通っていませんでしたが、高校の友人で東進に通っていた人は、共通テストの国語が180前後を確実に取れるようになっていました。
僕は良くても160前後しか取れなかったので、それを聞いて東進に通いたかったですが、時期が遅すぎました。
ですので、共通テストの国語で確実に高得点を取りたいのであれば、高2,3の早めの時期に東進の国語だけを受講するといいでしょう。
やっぱり林先生の授業ってすごいらしいですね( ̄∇ ̄)
国語の過去問は解かなくていい
最後に、タイトルでも触れた過去問についてです。
これは理系に限らず、一部の文系にも当てはまる話かもしれませんが、二次試験の国語の過去問を解くメリットはかなり少ないです。
実際僕は一年も解いたことがありませんでした。
なぜなら、二次試験の国語は仮に解いたとしても、採点がかなり難しいからです。
記述式の試験を第三者に採点してもらうのではなく、自分で採点してしまうと、正確な点数をつけることはできません。
でも、それだったら形式を掴むことができないじゃないかと思う人もいるかもしれません。
もちろん、どんな問題形式かをあらかじめ知っておくことは重要です。
ただ、そんなものは模試で十分掴むことができます。
誰しも、本番の入試より前に模試を受験するはずです。
その際に国語も受験するので、その際にある程度の形式を掴み、おおよそ自分が国語でどのくら取れるのかを把握しておけば十分です。
(模試では予備校の先生が採点してくれるうえ、明確な採点基準があるので正確な点数を知ることができます)
もちろん、どうしても心配だという人は1,2年解いてみるといいと思いますが、国語の過去問に時間をかけすぎるのであれば、その時間を他教科の過去問にかけた方が効果的です。
何度も繰り返すことになりますが、受験では、限られた時間で、他の受験生よりも一点でも合計点を高く取ることが求められます。
ですので、全てを完璧にこなすのではなく、効率よく、勉強時間を割り振る必要があります。
そういう考え方ができたのであれば、むやみやたらに国語に時間を割くことは愚策であることはわかると思います。
もちろん、理系の人でも、自分の他教科の出来具合を考えて、国語で差をつけて合格するんだという作戦は素晴らしいと思います。
ただ、国語は非常に伸びにくいうえ、才能に大きく左右される教科だということは忘れてはいけません。
まとめ
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
英数に関しても記事を書きましたが、今回はその記事とは違い具体的な内容に触れることはしていません。
理由は、受験生の皆さんに国語の成績の伸ばし方を教えたいのではなく、勉強時間をどう割り振っていくかのかについて考えて欲しかったからです。
もちろん、純粋な実力によって受験の合否は決まりますが、その純粋な実力をつけるためには、時間の使い方についてよく考えないといけません。
特に、自分には特別優れた勉強の才能がないと思うのであれば、より一層、時間の使い方についてよく考えてみてください。
他人よりも効率よく、狡賢く、点数を取ることが合格への近道だと僕は思っています。
以上で今回の記事を終わろうと思います。
それでは、また次の記事で会いましょう( ̄∇ ̄)
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今回は特に理系に向けて、国語に関する記事を書きましたが、他のおすすめの記事として、この記事をおすすめします!僕の受験に対する考え方やメンタルの保ち方について書いた記事ですので、興味があればぜひ読んでみてください!
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