こんにちは。クリリンです。
大学受験に合格するためには膨大な量の英単語を覚えなければならないのは言うまでもありません。
しかし、いざ覚えるとなると、
「こんな大量に覚えられないよ・・・。」
という人も多いと思います。
今回は英単語の暗記で悩んでいる人に向けて、英単語の最も効率の良い覚え方とオススメ単語帳2選についてお話していきたいと思います。
大学受験における英単語の重要性
「単語」は語学の基本であり、語学のすべてでもあります。
これからあなたが英語の勉強を進めていき、英文法・英文解釈などを学習してある程度英文が読めるようになっても、英単語が分からなければ文章は全く読めるようになりません。
一応、大学受験で出題されるような専門論文では、文章全体の80%の語彙が分かっていれば内容は理解できるといわれています。
でも、分からない単語が設問に絡む部分だったら…?
ここでよく議論になることは、「前後の内容から英単語の意味を推測できるか」ということです。
はっきり言っておきますが、接頭語・接尾語からの推測は除いて
英単語の意味の推測はほぼ不可能です。
もちろん文章に明確な流れがある場合は、ある程度の意味を推測することはできるかもしれませんが、いざ「和訳せよ」といわれたらできない場合がほとんどだと思います。もしできたとしても、それは偶然です。
従って、大学受験を突破するためには語彙数を追求し続けることが非常に重要となります。
内容理解は文章全体の80%でいいかもしれませんが、設問を解くためには90%、あるいはもっと必要であるとも考えられます。
大学受験に合格するための必要語彙数
では、実際にどのくらいの語彙を覚える必要があるのでしょうか。
一つの目安として、難関大学・医学部に合格するためには(the/isや派生語などすべて含めて)約7000語の語彙が必要といわれています。
少し想像がつきにくいかもしれませんが、一般的にネイティブスピーカーが知っているのは約2万語で、中学で学習する英単語は1500~2000語と言われています。
すなわち、中学で学習した語彙数からさらに約5000語の語彙を増やさなければならないということです。
ただし、やみくもに語彙を増やしていけばいいというわけではありません。
大学入試に頻出の英単語はある程度決まっており、市販の単語帳にまとまっています。
これはむしろ受験生にとっては安心材料かもしれませんね!
英単語の最も効率の良い覚え方
さて本題の英単語の覚え方についてお話してきます。
まず大前提として、英単語はひとつひとつ覚えていく以外に方法がありません。
人間は1度覚えたことはすぐに忘れてしまう生き物ですから、1周で覚えようなんていうことは絶対にしないでください。
忘れてしまうことを念頭において、1冊の単語帳を10周する心構えでいておきましょう。
単語帳は「目を通す」
基本的に単語帳は「目を通す」だけでOKです。
たまに音読して覚えたり、書いて覚えたりする人がいますね。
音読して覚えるのならまだしも、書いて覚えるのは非常に効率が悪い勉強法です。
反復して目を通すだけでも記憶は必ず定着しますので、安心して取り組んでください。
単語帳は“テンポ”が最重要
単語帳の使い方は、「丁寧に1日10コずつ覚えていく」ではなく「テンポよく1日200コ目を通す」がベストです。
- 1周目:とりあえず目を通す
- 2周目:なんとなく見覚えある単語がチラホラ
- 3周目:10コに1コくらい覚えてる
- 4週目:1/4くらいは覚えた…?
- 5週目:半分近くは定着してくる
- 6週目:・・・
こんな感じで進んでいけたら十分上出来です。
何周目にどの単語を覚えているかを一つひとつチェックを取ると、自分がどの単語が弱点なのかや、前に覚えていたのに忘れている単語などが浮かび上がってくるので暗記がしやすくなるでしょう。
何周かしているうちに英単語を覚えてくると、テンポをさらに上げていくことができます。1日500コ、いける人はもっといきましょう。
英単語の勉強はともかく“テンポ”が最重要です。
接頭語・接尾語・語源と関連づける
難関大学・医学部ともなると約7000もの語数を暗記しなければならないので、バカ正直に暗記していてもきりがありません。
そこで、複数の英単語を関連させて覚える術を身につけておきましょう。
- 接頭語の例
pre-(以前の)
→precede(先行する)、preview(下見する)
inter-(間)
→interact(相互作用する)、interchange(入れ替える) - 接尾語の例
-age(行動・結果)
→wastage(浪費)、shortage(不足)
-ful(満ちた)
→peaceful(平和な)、careful(注意深い) - 語源の例
“port”は元々ラテン語で”portare”に由来し、「運ぶ」という意味を持ちます。ここから以下のような語が生まれました。
port(港)
import(輸入する)
support(下から運ぶ→支援する)
このように、接頭語・接尾語・語源を関連づけることによって語に対するイメージが湧きやすくなり、暗記しやすくなります。
まとめ
英単語は英語学習において最も重要で、最も苦労する部分です。
大学受験を乗り越えるためには膨大な量の英単語を覚えなければなりませんが、一つひとつ丁寧に覚える以外に方法はありません。
英単語学習で一番大切なことは、まわりの受験生が覚えている重要単語だけは絶対に落とさないことです。
それを踏まえた上で、更に語彙を増やした人が英語で高得点をとることができるのです。
ともかくテンポよく、ひたすら反復して英単語を覚えていきましょう。
オススメ単語帳2選
『ターゲット1900』
単語帳の王道中の王道。正直、これ1本で大学入試は乗り切れます。最近では、スマホの無料アプリでチェックテストの形式で単語を習得できるようになっているので、単語習得のしやすさもピカイチです。
『鉄緑会東大英単語熟語鉄壁』
語彙をさらに増やしたい人向けです。鉄壁の単語をすべて習得すれば、大学入試で知らない単語はほぼ出てきません。東大志望の方はもちろん、東大志望以外の方も使用可能です。こちらもアプリはありますが、有料です。
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